教育論かと思いきや、しっかりモチベーションを上げてくれるビジネス本だったので「夢中になれることを見つけたい人」に読んでもらえればいいかなと思います。
また、「やりたいことがあるけど動けない」というような人にもおすすめ。
✔こんな人におススメです。
・本当にやりたいことを我慢している人。
・夢中になれることが見つからない人。
・夢に向かって動き出したいけど動けない人。
「洗脳」というワードが入っていたりでテーマこそ過激ですが「インドの恵まれない若者」や「鎖につながれた象」などの例は、とてもわかりやすくて秀逸です。
ポイントはこの記事の後半にまとめてあるので、あらすじが必要ない場合は目次からどうぞ。
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あらすじ
✔Amazonでは以下のように紹介されています。
学校とは本来、国家に従順な国民の養成機関だった。
しかし、インターネットの発達で国境を無視した自由な交流が可能になった現代、国家は名実ともに“虚構の共同体”に成り下がった。もはや義務教育で学ぶ「常識」は害悪でしかなく、学校の敷いたレールに乗り続けては「やりたいこと」も「幸せ」も見つからない。では、これからの教育の理想形とはいかなるものか?
本音で闘うホリエモンの“俺流”教育論!
このように義務教育を「害悪」としたり、学校では幸せが見つからないなど、少し過激ですが、参考になる部分はとても多いような印象でした。

「続いて、この本の面白かった部分を3つまとめます。」
面白かったポイントは3つ。
基本的に、学校なんていらないという流れで話は進んでいくのですが、以下の要点では自分の力を伸ばすために必要な考え方がまとまっています。
✔面白かったポイント。
①学校とは、幸せの基準や生き方を画一してしまう場所。
②インターネットの出現により「やりたいことに挑戦できる」ようになった、インドのカースト制度の話。
③『没頭』しましょう。
この本を理解するのに役立つ、以上の3点について説明します。
①学校とは「幸せの基準」や「生き方」を画一してしまう場所。
この本での主張は、学校の成り立ちまでさかのぼってメスを入れます。「学校」のそもそもの目的としては以下のようにまとめられています。
✔学校の目的。
1.イギリス産業革命において子供を労働から守る場所。
2.子供を望ましい工場労働者へと育てる場所。
3.近代国家において、国土・国家・国民としてのアイデンティティーを全員で共有する場所。
このように、学校の目的はすべて「国力」を上げるための規格に合った人材を育てるための場所だとまとめられています。
つまり、国の定める方向に全員が沿うことになるので、知らず知らずのうちに幸せの基準や生き方・考え方を押し付けてしまうといいます。
②インターネットの出現により「やりたいことに挑戦できる」ようになった、インドのカースト制度の話。
インドのスラムの若者がカーストを突破した話。
今では当たり前のことですが、インターネットはこれまであった枠組みを超えて、個人同士が繋がれるという画期的なツールです。
インドでは、そんなインターネットの出現によって「カースト制度」という1つの常識を捨てざるをえなくなりました。
例として、スラムの若者がカーストを突破した話が以下のような流れでに説明されています。
ヒンドゥー教では、親の職を継がなければいけない。しかし、IT等の新しい職には寛容。
↓
ITという抜け道を利用して、数学・英語の得意な低カーストの若者たちが、パソコン1台で職を得られるITに殺到。
↓
カーストを脱しつつ、他国から仕事をもらいインドが経済成長を遂げる。
このように、インターネットの出現によってこれまであった常識や利権などが崩壊し、誰にでもチャンスが訪れたということがよくわかる、印象的なエピソードです。
つまり、インターネットの最大のメリットは、豊かな国の、豊かな一部の人しか所有できないものに、それ以外の人が気軽にアクセスできるようになったということです。
「やりたいこと」のために本気になれる。
インターネットが当たり前になった世代だからこそ、インドのカーストの例のように、改めてハッとさせられるような成果があることに気が付きました。
✔インターネットの効果
インターネットによって、生まれた場所、今住んでいる場所に人生を決められる時代が終わりを迎えている。
こう書かれているように、現代は「やりたいこと」のためにいくらでも本気になれるようになりました。
逆に、限られた繋がりに執着しなくても生きていけるという見方は、実際に当たり前になった今だからこそ、新しいという印象です。
現在の幸せのカタチも多様化したため、1つの常識・1つの教科書では間に合わないので、学校では教わらない幸せや生き方があるんじゃないか?ということも強調されています。
③『没頭』しましょう。
『没頭する力』とは?
この本のキーワードの1つに「没頭」という言葉があると感じます。ここでの没頭する力とは、以下の通り。
✔『没頭する力』とは?
何のために何をするのか。どんな風にするのか。すべてを自分で決め、自ら責任を負いながら突き進む力。
このように本書ではまとめられていますが、特に自分で決めるというところが大事。
やはり全てのモチベーションの源泉は「自分のやりたい気持ち」でしかないです。
「鎖に繋がれた象」のはなし。
ある意味の「洗脳」をうまく表現した例として、鎖につながれた象のはなし説明されています。
✔鎖につながれた象のはなし
幼い頃からずっと杭に鎖で繋がれていた象は、大人になって杭を引き抜く力をつけたあとも、自分が無力であることを長年信じ込んできたから、決して逃げようとしない。
このように、教育機関にいるうちに「とりあえず先生の言うとおり」にするクセがつき、自ら学ぶことを忘れてしまう可能性があるといいます。
本当の教養とは「学校で偉い人から教わるもの」ではなく、生きていく上で必要なタイミングで自分で身につけていくもの。
主張は少し過激ですが、つまり言いたいことは「没頭する」からこそ身につく学びがあるということ。
夢中になることによる学びの大切さを重視し、学習のためのプロセスとしてより注目するべきであるということです。
【まとめ】「今この瞬間」を大事にする。
学校批判と思いきや、自分で学ぶこと大切さをとにかく強調していて、自分が進みたい道に一歩踏み出すかどうか、迷ったときに読みたいと思える本でした。
そして全部で5章ありますが、読むのは最初の3章だけでOKだという印象です。
「何かにのめりこんでいく自分」が大切。
没頭する大切さについてまとめられていたように、以下のような言葉が印象的でした。
✔印象に残った言葉。
「今この瞬間から、没頭に向けての一歩を踏み出そう。何も難しいことはない。
これはあなたが子供の頃、毎日嬉々としてやっていたことなのである。」
この言葉のようにとにかくムダなことでも、無謀なことでも、何か心を動かされたモノに対して突き進むという勇気を学んだ気がします。
✔この本はkindleで読むことができます。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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