【おすすめ本のポイントまとめ】『アルケミスト 夢を旅した少年』

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パウロ・コエーリョさんの『アルケミスト 夢を旅した少年』を読んだので、ほんの一部分をネタバレにならない範囲で紹介します!

こんな人にオススメです。
  • 自分だけの人生の答えを見つけたい人
  • いつのまにか大人になってしまった人
  • 夢をあきらめたことがある人

ポイントは下にまとめてあるので、あらすじが必要ない方は目次からどうぞ↓

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あらすじ

欧米をはじめ、各言語に翻訳されて、世界中でベストセラーとなった夢と勇気の物語です。

Amazonではこのように紹介されています。

羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。

長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を越えて少年はピラミッドを目指す。

「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」
「前兆に従うこと」

少年は、錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んで行く。

自分の人生の主役は自分であり、その答えは自分にしか分からないということ。自分の中から自分だけの答えを見つける事が大切だということ。

そんな、いつの間にか忘れている、単純だけれど人生において大切なことを思い出させてくれる作品でした。

物語のはじまり

少年が羊とともに暮らす描写から物語は始まります。

「世界を旅したい」

そんな思いで親の反対を押し切り、少年は羊飼いになることを決意。

しかし、ふと気がつく。

羊飼いをしていて、確かに、田舎町にいた頃に比べれば、遥かに広い世界を見られるようになった。けれど結局、私は羊飼いの世界しか知らない。

そんな少年が廃墟の教会で眠り、「エジプトのピラミッドに行く夢を見た」ことをきっかけに、様々な人との出会いを通して人生の本当の目的を知り、さらなる新しい旅が始まります。

ポイント

  • 運命とは、いつも自分がやり遂げたいと思っていたこと。
  • 生きることの本当の目的を忘れてはいけない

少年と老人の会話の中に多くの気づきがあったので、この物語を理解するのに役立つ、以上の2つのポイントを紹介します。

1、運命とは、いつも自分がやり遂げたいと思っていたこと。

「運命とは」

老人のセリフを引用します。

おまえがいつもやりとげたいと思ってきたことだよ。

誰でも若いときは自分の運命を知っているものなのだ。まだ若い頃は、すべてがはっきりしていて、すべてが可能だ。夢を見ることも、自分の人生におこってほしいすべてのことにあこがれることも、恐れない。

ところが、時が経つうちに、不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、彼らに思い込ませ始めるのだ」(本文引用)

この老人は「人は自分の運命を選ぶことができない」という世界の常識を、「世界最大のうそ」だと教えてくれます。

行きたい場所に行くチャンスは、いつでもあるわけではありません。

それに、今いる場所にはいつでも戻ってくることができます。

だからこそ、恐れることなく行きたいところに行きましょう。

旅を躊躇する少年に向かって伝えられた、この単純な考え方。

それは社会人として、一つのところで働く毎日を送る私たちにとって、いつの間にか忘れてしまっていた「何か大切なもの」を思い出させてくれるような、そんな高揚感に包まれた気持ちになりました。

2、生きることの本当の目的を忘れてはいけない

パン屋のほうが羊飼いより立派な仕事だ

少年と老人の会話で、最も印象的なシーンを1つ紹介します。(以下本文引用)

老人:「おまえはなぜ、羊の世話をするのかね?」
少年:ー「旅がしたいからです」

この会話から始まる一連のシーンに、この本の大切なポイントが詰め込まれていると思います。そして老人は、パン屋の男を指さして言います。

「あの男も、子供のころは旅をしたがっていた。

しかし、まずパン屋の店を買い、お金を貯めることにした。そして年をとったら、アフリカに行って一か月過ごすつもりだ。

人は、自分の夢見ていることをいつでも実行できることに、あの男は気が付いていないのだよ。

これに対し「パン屋ではなく羊飼いになればよかったのに」と少年は言います。

老人は続けます。

「そう、彼はそのことも考えたよ。しかし、パン屋のほうが羊飼いより立派な仕事だと思ったのさ。


パン屋は自分の家が持てる。しかし、羊飼いは外で寝なくてはならないからね。親たちは娘を羊飼いに嫁にやるより、パン屋にやりたがるものさ」

そしてこう結びます。

「結局、ひとは自分の運命より他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ」

このストーリーに差し掛かったとき、今、自分が本当にやりたいことを我慢していることをこの老人に見透かされているようで、心がうずく感覚になりました。私たちは、自分の夢見ていることをいつでも実行できるのです。

この他にも、「エメラルドを探す鉱夫の話」など、「自分をしばっているのは自分だけだった。」と気づかされるようなストーリーにあふれています。また、老人の正体についても秘密が隠されています。

このように、小説ながら、人の心に刺さる名言や考え方が散りばめられています。上で説明した部分だけでも学びは十分ありますが、これがまだ冒頭30ページくらいですから、この本の持つ力が計り知れません!!

まとめ

「夢見ることをやめてはいけないよ」

と、老人が言っていたように、夢を追いかければ、もちろん犠牲にするものもあり、いくらでも乗り越えないといけない壁は出てくるし、後悔することもあります。

逆に、夢とは違う幸せを手に入れて、「旅はもうここまででいいや」と思える状況になることもあります。

羊飼いの少年を中心とした、人との出会いや旅の経験が、そんな私たちの葛藤をうまく表していて、だからこそ「私は夢を追いかけ続ける人間だ」という簡単なことを、いつまでも忘れずにいることの大切を訴えてくる作品でした。

以上、紹介したのはほんの一部分ですが、世界中で愛され続けている小説なだけあって、一度は読んでおきたいと思いました!

そして、もしあなたがこの本を手に取ったなら、このページが少しばかり理解の手助けになればと思います。

「おまえはなぜ、羊の世話をするのかね?」

いつか老人がこう少年に問いかけたように、自問自答しつつ、コツコツ夢に向かって頑張りましょう!

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