メディアアーティスト・研究者の落合陽一さんも「この本はオススメ!」と絶賛していました。
荘子の主張を簡単にまとめると「人が考え出した様々な束縛を忘れて、自分の姿をありのままに受け入れよう」という考え方です。
東洋思想に触れたい方は、このまとめをさらっと読んで、是非荘子の言葉を漢文から読んでもらえたらと思います。
大事なポイントは下にまとめたので、あらすじの必要のない方は目次からどうぞ。
荘子の思想を大まかに説明。
荘子の思想のキーワードは「万物斉同(ばんぶつせいどう)」です。
✔荘子の思想2つ
①善悪や真偽、美しい、醜いなどの人間の持つすべての感覚は、相対的なものに過ぎない。すべての存在に優劣はなく同価値である。
②全てのものは変化し、次々に移ろうので、この世界には確実なものはない。だから対立や差別などは、時代や文化の中の限られた枠でしか通用しない、一時的なものでしかない。
このように「すべての存在に優劣はなく同価値であり、この世界には確実なものはない。」という点にまとめられると思います。大まかに説明すると以下の通り。
✔荘子の思想まとめ
身の回りのあらゆる束縛は、人間が考え出した概念から生まれるもの。そこから開放されて、世界の姿をありのままに受け入れよう。
以上のような考え方になります。

「続いて、荘子の人物像について紹介します。」
荘子ってどんな人?
荘子の人物像を見ると、万物斉同にたどり着いた背景がわかります。
中国戦国末期、弱小国である宋は戦乱におびえていました。そんな時代背景が以下の一文にまとめられているように感じます。
✔荘子の生きた時代背景
「苦痛にあえぐ人々とともに生活の苦しさを痛感し、そこから抜け出そうとしてあくせくしながら、結局は苦難の泥沼のなかで絶望的な循環を繰り返している人々の魂の救済が、彼の思想の出発点である。」
このように解説されているように、本当に苦しい時代を生き抜いたことが荘子の奥深さを作り出していることがわかります。
中国の二大思想には①儒家と②道家があり、①儒家は孔子・孟子、②道家は老子・荘子が代表的です。
そして荘子は後に、紀元前の中国思想「道教」の祖と言われるようになります。
以上のような背景から生まれたことを知ると、ルーツがなかなか魅力的な方だと感じました。
荘子思想のポイントを2つ紹介。
荘子の思想のたとえ話として有名なのが、以下の2つです。
✔荘子思想の代表的な例
①無用の用
②胡蝶の夢
荘子の主張を理解するのに役立つ、この2点について説明します。
①無用の用
無用の用についてのエピソードを簡単に説明します。
✔『無用の用』のエピソード
なんの役にも立たない大木がある。コブが多くて、枝は曲がっていて、材木として使えない。
↓
しかし、材木として斧で切られることもなく、なんの害も加えない木だからこそ大木に育ちやすい。
↓
結果、広い野原に植えればちょうどいい木陰ができる。
このように、役に立たない巨木について価値を見出すというエピソードがあります。ここから学べる考え方は、以下の通り。
✔無用の用から学べること。
・何の役にも立たないものだからこそ、役立つ場面がある。
・世の中の評価は変わりゆくから絶対的な価値なんて存在しない。
このような、意味のなさそうなところでも価値を見出せるという点と、人の価値基準の儚さがこの話のキーポイントだと感じます。
②胡蝶の夢
こちらのエピソードが最も有名ですが、胡蝶の夢の内容は以下の通りです。
✔『胡蝶の夢』のエピソード
ある日、蝶になってはばたく夢を見る。
↓
意識の上では、現実と夢の区別は定かではない。
↓
つまり、自分は人間であり、同時に蝶であるということ。
このように、自分と胡蝶との間にある境界線がなくなるというというエピソードがあります。ここから学べる考え方は、以下の通り。
✔胡蝶の夢から学べること。
・全ての存在は、あらゆる境界線を越えて変化し続けていく。
・すべての存在は常に変化し移ろいでいくから、永遠に不変のものなどどこにも存在しない。
このような、物事の概念や枠組みといった境界を溶かすような見方と、不変ではないことに対する希望がこの話のキーポイントだと感じます。
まとめ
この本から学べる荘子の思想は、繰り返しになりますが以下の通りでした。
✔荘子の思想まとめ
身の回りのあらゆる束縛は、人間が考え出した概念から生まれるもの。そこから開放されて、世界の姿をありのままに受け入れよう。
以上のような考え方に至るような「生きることが苦しい」時代を生き抜く荘子自身の人柄こそが、本当に魅力的なんだなぁと感じました。
そして、白黒つけない。この世界を対立や比較では理解できない。といった二元論的ではないところにも、彼のやさしい人間性が垣間見えた印象でした。
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以下では、僕が愛用しているオーディオブックについて簡単に紹介します。
・仕事が忙しくて、本を読めていない社会人の方
・本を買うばかりで、積読本になってしまう方
・活字が苦手で、読書に苦手意識のある方
は是非こちらをご覧ください。
オーディオブックとは?
オーディオブックとは、本の朗読を聞くサービスのことです。
最近、本を読めていますか?
毎日仕事が忙しく、落ち着いて本を読む環境はどうしてもつくりにくいものです。
そんな社会人の読書事情は、以下のような感じだと思います。
✔社会人の読書事情
・パソコンで目が疲れて、活字を読めない
・忙しくて、積読本になってしまう
・買っただけで、満足してしまう
このようにほとんどの社会人の方が「読書をしたくてもできない」という悩みを抱えていると思います。
また、日本の社会人の平均学習時間は、1日あたりで「6分」だということが調査で明らかになっています。(※これは先進国で最下位です。)
そのため、毎日10分だけでも本を読むことができれば、読書をする人としない人との差は簡単に広がっていくということが予想されます。
オーディオブック利用者数が増えている理由
日本ではあまり馴染みがありませんが、オーディオブックは欧米では古くから人気があります。
アメリカのオーディオブックに関する調査では、63%のビジネスマンや経営者が通勤時間にオーディオブックを利用。
その中にはビルゲイツやイーロンマスク、オバマ前大統領などの著名人も含まれています。
実際に成功者や著名人の手記を読むと「スキマ時間に本をインプットするために、個人的にナレーションを頼んで吹き込んでもらった」というエピソードがいくつか出てきますよね。
そんなオーディオブック文化ですが、スマホの普及とともに音声コンテンツでのインプットを選ぶ人が急増中。
日本でも人気の波が来ています。
3倍速でスラスラ聴ける
オーディオブックは「本を読みたいけれど、読む時間がない」という人におすすめのサービスです。
というのも、普段の生活の中で音楽を聴くようにして本をインプットすることができるからです。
例えば、以下のような使い方が可能です。
✔オーディオブックのある日常
・朝、身支度をしながら
・車での移動中に
・家事をしながら
・トレーニングをしながら
・散歩をしながら
・布団に入りながら
このように、通勤時間などの日常的なシーンで密度の濃いインプットができてしまいます。
僕は基本的に、スキマ時間をオーディオブックの「3倍速」のインプットに費やしています。
速聴でスラスラ聴いていくのがすごく快適で、年間100冊の読書が可能になりました。
週5でフルタイムで働いて、スキマ時間にブログを書いて、それでも3日に1冊読めてしまいます。
バリアフリーな、デザイン
「聴く読書」は視覚に不自由のある方にも優しいサービスです。
目が悪い高齢者の方でも、オーディオブックを聴くことで、読書を楽しめるようになります。
また、プロのナレーターの音声が吹き込まれているため聴きとりやすく、内容をスラスラ理解できます。
分厚い本でも自動で読み上げてくれるので「本に苦手意識を持っている人」にも使いやすいです。
僕自身、活字に苦手意識を持っていて、これまでは分厚い本を読むのに時間がかかってしまい、読みたくても読めないジレンマがありました。
個人差はありますが、僕のようなタイプの方なら「耳からのインプット」に向いているはず。
はじめてオーディオブックを聴くなら「audiobook.jp」というオーディオブックサービスがおすすめ。まずは無料体験があるので、とりあえず0円で試してみるのが良いかと思います。
》audiobook.jp聴き放題の無料体験はこちら

ここからは、おすすめのオーディオブックアプリを紹介したいと思います!
おすすめのオーディオブックアプリ
おすすめのオーディオブックアプリはこちらです。
✔おすすめのオーディオブックアプリ
・audiobook.jp
・Audible
以上のアプリについて詳しく解説していきます。

まずはaudiobook.jpから詳しくまとめます。
audiobook.jp
audiobook.jpとは?
audiobook.jpのラインナップは約4万冊あり、国内で出版されているビジネス書・小説が多く揃えられています。
また現在の会員数は200万人を突破しており、大きく注目を集めていることがわかりますね。
audiobook.jpの特徴は、月額プランと聴き放題プランを選ぶことができる点です。
✔audiobook.jpの特徴
▶月額プラン
・月額550円~33000円コースを選べる
・ボーナスで最大9000ポイント付与
・タイトル数は4万冊
▶聴き放題プラン
・月額料が750円で聴き放題
・タイトル数は1万冊
このように、2つのプランから選択可能です。
また、audiobook.jpの人気タイトルは以下の通りです。
✔audiobook.jp人気タイトル
・嫌われる勇気(岸見一郎)
・7つの習慣 人格主義の回復(スティーブン・コヴィー)
・人を動かす(デール・カーネギー)
・サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ)
・影響力の武器(ロバート・チャルディーニ)
このように、一度は読んでおきたいビジネス書がしっかり揃っています。
▶【比較】audiobook.jpの月額プランと聴き放題プランのレビュー
▶【簡単】audiobook.jpの登録から解約までを解説
月額750円で聴き放題ができる
オーディオブックサービスの中で、月額750円で聴き放題を提供しているのはaudiobook.jpだけです。
audiobook.jp聴き放題のラインナップには人気書籍が少ない印象です。
とはいえ、TOEICの英語学習テキストから、日経などの経済雑誌などまで幅広く揃っています。
audiobook.jpでは現在無料キャンペーン中。
時間に余裕があってたくさん聞ける人には、まずは聴き放題がおすすめかと思います。
》audiobook.jp聴き放題の無料体験はこちら

続いてはAudibleについてまとめます!
Audible
Audibleとは?
Audible(オーディブル)とは、通販サイトAmazonが運営するオーディオブックサービスです。
GooglePlayストアでは、このように90万件の評価のうちのほとんどで高評価を獲得しています。
そんなAudibleのサービス内容は以下の通りです。
✔Audibleの特徴
・タイトル数が40万冊
・聴き放題ポッドキャスト
・何度でも返品交換が可能
Audibleの特徴は、世界展開しているためタイトル数も多く、独自の聴き放題コンテンツもリリースされている点です。
また買い切りのため購入タイトルは解約後でも聴くことができ、後から返品・交換ができる唯一のアプリとして安心して利用できます。
人気書籍を40万タイトル以上を楽しめる
Audibleのラインナップには、有名なビジネス書や小説が多い印象です。
例えば2020年にAudibleで最も聴かれたオーディオブックは、以下のような人気タイトルでした。
✔Audible人気タイトル2020
・サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ)
・自分を操る超集中力(メンタリストDaiGo)
・FACTFULNESS(ハンス・ロスリング)
・嫌われる勇気(アドラー)
・人を動かす方法(デール・カーネギー)
・父が娘に語る経済の話(ヤニス・バルファキス)
・LIFE SHIFT(リンダ・グラットン)
・Think clearly(ロルフ・ドベリ)
また、世界的に展開されているサービスなので各言語の書籍も揃っており、アカデミックな外国語を聴けるようになりたい人には便利な教材になりそうです。
無料体験で、オーディオブックを2冊もらえます
オーディオブックサービスのAudibleでは、30日間無料キャンペーン中。
通常、月額1500円の以下の特典が0円で利用可能となっています。
✔Audibleの無料体験とは?
・自由に選べるオーディオブック1冊
・無料でもらえるボーナスタイトル1冊
・聴き放題のポッドキャスト
登録してすぐに、これだけのコンテンツを聴くことができます。
人気書籍なら3000~5000円、また高額な本なら1万円以上するので、無料キャンペーンは本当にお得です。
Audibleは、いつでも解約できます
Audibleでは、30日間の無料体験中でも解約が可能です。
また、解約しても最初にもらった本はアカウントに残るので、いつでも自由に聴くことができます。
そして、無料体験ではオーディオブックの返品交換が可能なので、納得のいくまで好きな本を探せます。
✔Audibleの無料登録でできること
・無料登録で2冊プレゼント
・無料期間中でも解約可能
・解約してもオーディオブックは残る
・何度でも返品交換できる
このようにAudibleでは、効率の良いインプットが今すぐ無料で体験できます。忙しい社会人や、少しでも読書量を増やしたい方に、最適なツールかと思います。
》Audibleの無料体験はこちら
▶【裏ワザ】Audible無料体験の申し込み方と、月額料5割引にする方法
▶【便利】Audibleは何回でも返品・交換可能。コインの使い方を詳しく解説
▶【すべて聴き放題】Audibleポッドキャストを聴いてみた感想
【比較】audiobook.jpとAudibleはどう違う?
オーディオブック系サービスの中では、audiobook.jpとAudibleが圧倒的に人気です。
僕自身は両方使っていますが「どちらも使いやすい」というのが正直な感想です。
そこで以下の記事では、オーディオブックアプリに失敗しないために、比較レビューを紹介しています。
▶【結論】Audibleとaudiobook.jpを徹底比較!
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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