マザー・テレサについての本や伝記は数多く出版されていますが、本書は以下のような人にオススメです。
- こんな人にオススメです。
- 心の支えになる名言を求めている人。
- 日常に寂しさを抱える人。
- マザー・テレサの思考を知りたい人。
- 教育や福祉にかかわる人。
マザーテレサの格言やこの本のポイントは下にまとめてあるので、あらすじが必要ない場合は目次からどうぞ。

「まずは、マザーテレサの生涯について少しだけ触れます。」
マザー・テレサの生涯
インドでの活動。
1948年、彼女はインド・カルカッタを訪れます。そして、身寄りのない苦しむ孤児を育てるところから、あの有名なインドでの活動が始まります。
何の計画もない、ただひたむきに目の前の人に手を差し伸べ続ける人生を送り、ノーベル平和賞を受賞。
そして後に「死を待つ人々の家」を開設します。
彼女の人柄。
大きすぎる事業や人柄に、批判すらも集まるマザー・テレサですが、彼女の行動の原動力はやはり『貧しいひとがキリストである』という宗教的な思考です。
そんなマザー・テレサは、口数が少なかったといいます。
こういった表現を見る限り、言葉を並べていかに正しいかを人に伝えたり、間違いを正して回ったりというよりも、まず自分で、そして黙々と行動したんじゃないかと想像がつきます。
この本は、そんな道徳的な心を持った彼女の思考や格言のみにフォーカスしています。
あらすじ
Amazonでは以下のように紹介されています。
愛はこの世で最も偉大な贈り物——神との深い一致を実践した人生の途上で語られた、苦しみや使命、生と死などへの思いを編んだ遺言集。
その生涯を、神への信仰と貧者の救済に捧げたマザー・テレサ。宗教、民族、社会的地位を超えて差し伸べられた手には、どんな思いが込められていたのだろうか?
本書は、マザーが様々な活動の中で、共働者やシスターに語った言葉やエピソードを編んだ語録集。生前親交があり、自らもシスターである渡辺和子氏が、マザーの気持ちに忠実に、わかりやすく翻訳している。
- 「愛は、この世で最も偉大な贈り物なのです」
- 「救われるためには、神さまを愛すること。そして何よりもまず祈ること」
- 「親切にしすぎて間違いを犯すことの方が、親切に無関係に奇跡を行うことより、好きです」
- 「死を迎える時に、愛されたと感じながらこの世を去ることができるためなら、何でもしたいと思っています」
など、神との深い一致を実践する中で語られた思いの数々と、その魂の軌跡をたどり、愛の真理を説く。
マザーテレサの深い言葉。
この本はマザーテレサの格言ばかりがまとめられたものですが、その中でも特に個人的に記憶に残ったものをピックアップします。それは以下の言葉です。
- 個人的に記憶に残った言葉
- 「貧しい人々は、すばらしい人たちです。」
- 「小さなことに大きな愛をこめるように。」
- 「私たちこそ、苦しむ人々を追いつめている張本人。」
この本を理解するのに役立つ、以上の2点について説明します。
①「貧しい人々は、すばらしい人たちです。」
とあるおなかを空かせたヒンズー教徒の家庭の話が紹介されています。
「あるヒンズー教徒の家族がこのところ何も食べていない」と聞いたマザー・テレサは、十分なお米をもってその家に行きます。そこには、目だけが飛び出しているくらい痩せた子供たちの飢えた顔があり、その顔が飢えと貧困のすべてを物語っていました。
しかしその家族の母親はお米を受け取ると、それを半分に分けこう言います。
「隣に住むイスラム教徒の家族がいます。彼らもおなかを空かせています。」
このように貧しい中でも、僅かなお米を他人と分け合う『愛と勇気』を持った一人の女性の行動を、どこに行っても話しては、生涯忘れることなく称えて伝えたそうです。
また、街角に棄てられていた老女が最期のとき、手厚く看病してくれてたマザー・テレサの手を取って「ありがとう」と言ったときには、
「死の時に、わめいたり、みんなの注意をひいたり、自分のことなど考えることもせず、ただただ感謝に溢れていました。」
と表現し、それが「美しいほほえみだった」とも伝えています。
このように「貧しい人々は、繰り返し繰り返し言いますが、すばらしい人たちです。」とマザー・テレサは言います。
②「小さなことに大きな愛をこめるように。」
マザーテレサは、物質的な貧困だけでなく、精神的な貧困にも深い考察をしています。
「パンがなくて死ぬ人が数え切れないほどいます。そして同時に、数え切れないほど多くの人々が、ちょっとでいいからその存在を認めてほしいと願いながら、僅かばかりの愛すら与えられないが故に、生きる勇気を失っています。物に充たされた場所には、途方もなくひどい精神的な貧困があります。」
マザー・テレサは、発展した国の生活をこのように表現しました。確かに私たちの生活では、モノや快適さに不自由することはありません。
しかし、僕たちは毎日同じことを繰り返すうち、ほんの些細な瞬間に寂しさのような感覚を持つこともあります。そこに対し、彼女はこう指摘しました。
「お互いにほほえみ合いましょう。私達は忙しく、何でも早く片付けることばかり考えて、お互いに見つめ合い、ほほえむ時間さえも惜しんでいるように私は思えるのです。」
このように「ほほ笑む」という、僕たちが忘れてしまいそうな部分に改めてスポットライトを当てています。
そしてこの章は、「私たちは、小さなことに大きな愛をこめるようにと創られた。」と、愛の大切さを伝える言葉で閉めくくられています。
③「私たちこそ、苦しむ人々を追いつめている張本人。」
少し厳しいですが、周りで苦しむ人への配慮のなさを、自ら戒めています。
「貧しい人が飢えで死んだとき、それを何かのせいにしてはいけません。私が、その人の必要としていたものを与えようとしなかったからなのです。」
日本で暮らす僕たちの周りには、飢えで死にそうな人はいません。しかし、必要最低限の繋がりや、心の支えになるモノが何ひとつなくて「ずっと孤独な戦いをしている人」はいるはずです。
そこで彼女は、以下のような考えを示しています。
「他人をとがめる資格が私たちにあるのでしょうか。あの病人も、このアルコール依存症も、この盗人も、だれも彼らに愛と理解の手を差し伸べなかったから、街をうろついているのであって、あなたも私も、他人から愛と理解を受けていなかったら、同じことをしていたかもしれません」
このように、依存症や罪を犯してしまう人の、心に抱える根深い問題に対し、同じ街や同じコミュニティーで暮らす私達ができなかったことは、必ずしもないとは言えないと気づかされます。
周りからの愛や理解がなければ、自分もそうなっていたかもしれない。と想像力を働かせて相手に寄り添う姿勢こそが、マザー・テレサの言う「理解」です。
まとめ
この記事では、数あるマザー・テレサの名言の中から、今の自分に響くものをピックアップしました。
- 個人的に記憶に残った言葉
- 「貧しい人々は、すばらしい人たちです。」
- 「小さなことに大きな愛をこめるように」
- 「私たちこそ、苦しむ人々を追いつめている張本人。」
このように、貧しさの中にある美しさや、本当に困っている人は身近にいるという現実を教えてくれる本でした。
もう一つ心に残るエピソードがあって、ある日マザー・テレサは「何か日々の生活に役立つことを話してほしい」と言われて、こう話したそうです。
「私が思うのに、この世で一番大きな苦しみは、一人ぼっちで誰からも必要とされず、愛されていない人々の苦しみです 。だから、ほほえみかけてください。」
こういった言葉に、彼女が『愛に生きた女性』と言われる理由があるんだとわかった気がしました。
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以下では、僕が愛用しているオーディオブックについて簡単に紹介します。
・仕事が忙しくて、本を読めていない社会人の方
・本を買うばかりで、積読本になってしまう方
・活字が苦手で、読書に苦手意識のある方
は是非こちらをご覧ください。
オーディオブックとは?
オーディオブックとは、本の朗読を聞くサービスのことです。
最近、本を読めていますか?
毎日仕事が忙しく、落ち着いて本を読む環境はどうしてもつくりにくいものです。
そんな社会人の読書事情は、以下のような感じだと思います。
- 社会人の読書事情
- パソコンで目が疲れて、活字を読めない
- 忙しくて、積読本になってしまう
- 買っただけで、満足してしまう
このようにほとんどの社会人の方が「読書をしたくてもできない」という悩みを抱えていると思います。
また、日本の社会人の平均学習時間は、1日あたりで「6分」だということが調査で明らかになっています。(※これは先進国で最下位です。)
そのため、毎日10分だけでも本を読むことができれば、読書をする人としない人との差は簡単に広がっていくということが予想されます。
オーディオブック利用者数が増えている理由
日本ではあまり馴染みがありませんが、オーディオブックは欧米では古くから人気があります。
アメリカのオーディオブックに関する調査では、63%のビジネスマンや経営者が通勤時間にオーディオブックを利用。
その中にはビルゲイツやイーロンマスク、オバマ前大統領などの著名人も含まれています。
実際に成功者や著名人の手記を読むと「スキマ時間に本をインプットするために、個人的にナレーションを頼んで吹き込んでもらった」というエピソードがいくつか出てきますよね。
そんなオーディオブック文化ですが、スマホの普及とともに音声コンテンツでのインプットを選ぶ人が急増中。
日本でも人気の波が来ています。
3倍速でスラスラ聴ける
オーディオブックは「本を読みたいけれど、読む時間がない」という人におすすめのサービスです。
というのも、普段の生活の中で音楽を聴くようにして本をインプットすることができるからです。
例えば、以下のような使い方が可能です。
- 朝、身支度をしながら
- 車での移動中に
- 家事をしながら
- トレーニングをしながら
- 散歩をしながら
- 布団に入りながら
このように、通勤時間などの日常的なシーンで密度の濃いインプットができてしまいます。
僕は基本的に、スキマ時間をオーディオブックの「3倍速」のインプットに費やしています。
速聴でスラスラ聴いていくのがすごく快適で、年間100冊の読書が可能になりました。
週5でフルタイムで働いて、スキマ時間にブログを書いて、それでも3日に1冊読めてしまいます。
バリアフリーな、デザイン
「聴く読書」は視覚に不自由のある方にも優しいサービスです。
目が悪い高齢者の方でも、オーディオブックを聴くことで、読書を楽しめるようになります。
また、プロのナレーターの音声が吹き込まれているため聴きとりやすく、内容をスラスラ理解できます。
分厚い本でも自動で読み上げてくれるので「本に苦手意識を持っている人」にも使いやすいです。
僕自身、活字に苦手意識を持っていて、これまでは分厚い本を読むのに時間がかかってしまい、読みたくても読めないジレンマがありました。
個人差はありますが、僕のようなタイプの方なら「耳からのインプット」に向いているはず。
はじめてオーディオブックを聴くなら「audiobook.jp」というオーディオブックサービスがおすすめ。まずは無料体験があるので、とりあえず0円で試してみるのが良いかと思います。
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ここからは、おすすめのオーディオブックアプリを紹介したいと思います!
おすすめのオーディオブックアプリ
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まずはaudiobook.jpから詳しくまとめます。
audiobook.jp
audiobook.jpとは?
audiobook.jpのラインナップは約4万冊あり、国内で出版されているビジネス書・小説が多く揃えられています。
また現在の会員数は200万人を突破しており、大きく注目を集めていることがわかりますね。
audiobook.jpの特徴は、月額プランと聴き放題プランを選ぶことができる点です。
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また、audiobook.jpの人気タイトルは以下の通りです。
- audiobook.jp人気タイトル
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- 7つの習慣 人格主義の回復(スティーブン・コヴィー)
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audiobook.jp聴き放題のラインナップには人気書籍が少ない印象です。
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続いてはAudibleについてまとめます!
Audible
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そんなAudibleのサービス内容は以下の通りです。
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Audibleの特徴は、世界展開しているためタイトル数も多く、独自の聴き放題コンテンツもリリースされている点です。
また買い切りのため購入タイトルは解約後でも聴くことができ、後から返品・交換ができる唯一のアプリとして安心して利用できます。
人気書籍を40万タイトル以上を楽しめる
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例えば2020年にAudibleで最も聴かれたオーディオブックは、以下のような人気タイトルでした。
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- サピエンス全史(ユヴァル・ノア・ハラリ)
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- 父が娘に語る経済の話(ヤニス・バルファキス)
- LIFE SHIFT(リンダ・グラットン)
- Think clearly(ロルフ・ドベリ)
また、世界的に展開されているサービスなので各言語の書籍も揃っており、アカデミックな外国語を聴けるようになりたい人には便利な教材になりそうです。
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また、解約しても最初にもらった本はアカウントに残るので、いつでも自由に聴くことができます。
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》【裏ワザ】Audible無料体験の申し込み方と、月額料5割引にする方法
》【すべて聴き放題】Audibleポッドキャストを聴いてみた感想
【比較】audiobook.jpとAudibleはどう違う?
オーディオブック系サービスの中では、audiobook.jpとAudibleが圧倒的に人気です。
僕自身は両方使っていますが「どちらも使いやすい」というのが正直な感想です。
そこで以下の記事では、オーディオブックアプリに失敗しないために、比較レビューを紹介しています。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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